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2006年08月26日

・・・・・な土曜日

北浜から見た海
ふと秋の風を感じてしまうこの頃。エアコンを止める回数が増えてきた。北浜の景色も人も夏のなごりを惜しんでいるかのよう。
そんな土曜日、なんだかひとりでいたいと思う。
CDを聞きながら、iTuneに取り込む。メールをチェックする。窓から見える女木島、男木島、豊島、小豆島、、、いつもと同じ風景がそこにある。
商店街を自転車でただぶらぶら。本も開いては、閉じてしまう。TVもつけない。電話も鳴らない。時間だけが過ぎていく、、、。
久しぶりに何もしたくない。今日はデザイナーから普通の自分に還る日です。・・・・・な土曜日です。

2006年08月25日

幸せをデザインする

DUCE外観
カフェデュースのオープンレセプションに招かれ、D.N.Aみんなで参加しました。
陽も陰った中にオレンジ色の灯りがうかんで見えます。カフェに関わってくれたみんなの顔が見える。インテリアスタイリストの三好さん、デザイン国の国宗さん他スタッフ、イナテンソウの伊奈君、ダートコーヒーの社長ご夫妻、香川のメディアの方々・・・。そしてカフェのスタッフが忙しく働いています。
デザイン国さん ドラゴンファクトリー三好さん デザイン国さんスタッフ
新しくなった空間、テーブルに人が入る・・・ドリンクが、フードが運ばれてくる。
やっと僕たちの仕事は終わりです。同時にこのカフェデュースの始まりです。今日は僕たちから、オーナー、カフェスタッフへのバトンタッチの日でもあります。
僕はグラフィックデザイナーですが、ショップ、お店のプランを頼まれることがある。お店のロゴや販促ツール等をデザインする関係で、空間の相談も受けることが多くなっています。
DUCE看板 DUCEマーク DUCEツール
D.N.Aの仕事の始まりは、まずオーナーさんとの話し合い、打ち合わせを重ねます。
そして1冊のコンセプトブックを作ります。全てはこのコンセプトブックに基づいて行われます。仕事に関わる全ての人に正しい方向性を示すものであり、オーナーにとっては、一つの確認書となり、Make Dreamにもつながるものです。
僕はカフェウミエを運営していますが、カフェウミエはデザイナーとしての僕の「らしさ」の表現の場です。この5年余り、カフェウミエでの経験、ノウハウ、またお客様に教えられたことが多くあります。この経験、ノウハウが今の僕のデザインの仕事を支えています。
それは、デザインの押し付けじゃなく、お客様に幸せを描いてあげることと、いつも思っています。お客様を幸せにしてあげることは、どの仕事も同じことのように思います。
DUCEスパゲッティ 屋島テニスクラブスタッフ集合写真 DUCEオープン準備風景 DUCEカプチーノ
今回大切にしたかったのは、カフェは出来てから全てが始まるということ、空間も料理も雰囲気も。
先に書いたバトンタッチはそういう意味で、8割の完成度で残り2割の部分を残してあげること。残り2割はオーナー、スタッフ、お客様で完成してもらいたいと思っている。
カフェデュースらしさを1年、2年かけて作り上げてもらえたらうれしい。
幸せをデザインする。

2006年08月24日

時代の先端へ

DUCEの陶製おろし器
8月28日にOPENする、屋島テニスクラブ内カフェデュースのディスプレイのひとこまです。 陶器でできたおろし器をチョコンと置いてみました。
オーナーが実家から持ってこられた中から選んだもので、50年以上も前のものです。戦後の物不足の中、金属製に変わるものとして作られたのだろうと思うが、このちょっといびつなカタチが、マットな風合いがなぜだかこのカフェに合う。
こうしてオーナーのおばあちゃんが使っていたものが、そしてずっと眠っていたものが、今生まれようとしている新しいカフェで、新しい時代でよみがえる。不思議な想いです。
ルビー商会の堀井さん
高松の兵庫町商店街にある銀座サロンへumieの店長といく。
たまたま同店系列、ルビー商会の店長堀井さんとバッタリ、記念の一枚です。
ここは元呉服屋さん、その呉服屋さんの雰囲気を残して、新しいカフェとしてよみがえらせた店です。
そのルビー商会も古き良きものをセレクトしたお店。ちょっと懐かしいようで、新しいものたち。不思議な感覚です。
umieのスタッフ
umieのある倉庫は築70年以上たっています。
以前、おばあちゃんが来られ、昔ここで働いていたんだよ、毎日ここから海を眺めていたんだよと話された。
あれから5年、今umieには20代前半の子が働いています。不思議な気持ちです。
古いもののように新しく作られたものと、古き良きものを新しいものへ、新しい時代に生かしていく、変えていくものと、同じようで同じじゃない。人としての正しいセンス、選択だと思います。
その生かす、変えていくエネルギーは、周りを見渡すと、元気な企業、店、モノには必ずデザインを価値として採り入れているところだと分かります。
デザイナーをしている僕の宣伝みたいになりましたが、あるデザイナー日記ということで、許してください。
時代の先端へ−デザイナーたちの「らしさ」が届く。

2006年08月23日

チームワーク

いまばりタオルブティックサイト立ち上げの打ち上げ
いまばりタオルブティックのオフィシャルサイトオンラインストア完成打ち上げ会をD.N.A主催で開きました。
制作に関わったデザイナー、コピーライター、スタイリスト。それから今回企画を担当したD.N.Aのプランナー川井と、ホームページのデザイン担当の住野。撮影場所を提供してくれたumieの店長松下。そしてディレクション担当の僕。
合わせて9人が集まりました。
僕をのぞいて、今、香川のクリエイティブの中心にいる30代の人達ばかりです。
限られた予算、時間の中で今日の打ち上げ会はみんなの協力、みんなの仕事に対する熱意への感謝の気持ちで開いたもの。
こうして、みんなが揃っての打ち上げ会。
満足感とともに、ちょっと肩の荷が下りたような爽やかなひとときでした。
次に向けていいチームができました。

2006年08月22日

信頼

さびさび

字のごとく、信じて頼りにすること、またその気持ちです。
あの人のいうことは信頼できる。あの会社の商品は信頼できるなど、第3者の評判で診断されている。信頼を得るためには、第3者の信頼、評判を得ることが必要になります。
そのために企業は、企業価値、存在を分かりやすくするためにマーク・ロゴをつくる、会社案内を作る、広告をする、商品はパッケージ等をつくります。
人間はどうなのだろう。本当に信頼できる人って何人いるのだろう。
結構、あいまいなところで信頼している、されているなどと思っている。ほぼ属性、肩書き、身なり、語り方、声の質、大きさが決め手になっている。
で、デザイナーはどうか?当然、信頼関係がなければ成り立たない仕事。大手代理店、大手印刷会社に属している以外は、ほとんど属性はない。
肩書きもない。語りがうまい人は少ない...。声の質はどうにもならない。残る身なり、声の大きさも意識すればできるが続かない。
信頼の中には、頼めばなんとかしてくれる、相談に心よくのってくれる。適正価格でしてくれる。+アルファなことをしてくれる、などの仕事(技術・スピード・仕上がり+センス)がちゃんとしている、いい仕事をしてくれることだと思います。
結局、個人のスキル以外の人間性ということになります。あたりまえのことがむずかしい。

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