« 2006年11月 | メイン | 2007年01月 »

2006年12月31日

Good Bye 2006,Welcome 2007.

年越しそば
ブログを始めて、3月14日から今日まで約10ヶ月。日記などというものも一度も書いたことのない、パソコンの苦手な人間が、今、毎日ブログを書いて、続けている。自分でも不思議な程、続いている。
では、なぜブログをはじめたのか。きっかけは、D.N.Aの事務所の移転です。
この6月、umieの横、今はmono umieになっているところから、同じ北浜にあるビル5階に移転。移転の意志を固めたのが、3月でした。
カフェとデザインとギャラリーと、3つの仕事をかかえてしまう事自体、それにともなうリスクは3倍になる。相当な覚悟が必要でした。なぜか、根拠のない、移りたいという自分の気持ちを優先してしまいました。
これから想像できる大変さ、経営的な事と仕事の事と、両方の負担がのしかかっていることへの不安と、覚悟の証として、ブログを始めようと決めた。
一日に何が起こり、何を思い、どう考え、どのように行動したか。次々と新しい事が目の前に現れる。その一日、一日の事実を残していくことで、つなぎ合わせていくことで、何か見えてくるものがあるんじゃないかと、自分を記録するために書いています。

12月31日、今年最後のブログを書いています。あと数時間後に訪れる新しい年、僕たちの6年目が始まります。
北浜の海

2006年12月30日

ゆく年、くる年

北浜の海
世間の慌ただしさなど関係ないように、今日の北浜の海は静かで、暖かい一日。
今年一年のけじめをつけなければと思いつつ、umieもD.N.Aも、みんな仕事をしています。
umie
今年、umieはなんとか5周年を迎えることができました。たくさんの方との出会い、本当にありがとうございました。
春、夏、秋、冬、朝も、昼も、夜も、いつ来ても変わらない、お客様一人ひとりの、umieそのものであり続けたいと思っています。来年もたぶん変わらないと思います。「ここにはいつも、いい時間が流れています。」・・・この言葉がumieです。
このブログを読んでくれているumieのファンの方に感謝いたします。そして、来年もumieを好きでいてください。店長以下、スタッフもumieが大好きです。
umieの6年目、お気軽にお立ち寄りください。
D.N.A
D.N.A、ドリームネットワークアクティビティは、デザイン、カフェ、ギャラリー、そしてumieでの催しなど、この一年、かなり忙しかった。
新しいスタッフも加わったり、事務所の移転もあった。仕事も、店舗のプロデュース、地域ブランドの立ち上げなど、グラフィックデザインに留まらない、幅の広いデザインに関わらせて頂いた。
D.N.Aはデザインを通じて、お客様のビジネスの価値をカタチにして届けるのが仕事。そしてその先にある、みんなの笑顔だったり、元気を描きたいと思っています。
umie=D.N.A=お客様、その輪が少しずつひろがっていければと願っています。
時代の変化がスピードを増して、僕たちの前に現れてきています。ひとりでは出来ないことが、2人、3人集まれば、なんとかなる。
来年はみんなのアイデア、発想、情熱で、この一年、出会った方々に、これから出会う方々に、明るく、元気なデザインを届けたいと思っています。

2006年12月29日

Specialist

COFFEE TIME BOOK
COFFEE TIME BOOK、東京カフェマニアの川口葉子さんが出した、コーヒー事典が届きました。
この中のCOFFEE SMILE のコーナーで、umieのスタッフ、山地さん、お客様のかわいい彩花ちゃんが掲載されています。各地のカフェでの笑顔のあるシーンを集めたページです。
世界各地のコーヒーにまつわる話が満載。コーヒー好きにはたまらない本です。
彩花ちゃん
山地さん
ふたりとも笑顔が似合っています。
テクノスケープ

テクノスケープ-同化と異化の景観論という本が送られてきました。近畿大学講師、岡田昌彰さん著。地域や都市の景観についての専門書です。
たまたまumieに立ち寄られた際、umieに大変興味を持たれた様子で、ぜひ読んでほしい、と送っていただいたものです。
昨晩、また奥様と一緒に来られ、この北浜の景観、umieの空間について、また香川にはまだまだ優れた建築がたくさん残っていることなど、話を聞かせて頂いた。

打ち合わせ
あるセールスプロモーションの打ち合わせが2件、D.N.Aの事務所でありました。
それぞれ、コピーライター、プランナー、デザイナー、広告のスペシャリストたちが集まったミーティングです。
合わせて8時間余り、終わったのはPM11:00すぎ。双方の意志確認をする重要なミーディングはお互いを理解し合うことかもしれない。
カフェマニア、景観工学、広告制作と、D.N.Aはとってもスペシャルな1日でした。

2006年12月28日

プロになる

本
僕は27才でなんの根拠もなく、会社を辞め、自分の名刺をつくった。
のんびりとした社風は嫌いではなかったが、ただ会社を辞めたかった。憧れだけを頼りに、プロの世界にふみ込んでしまったのです。
徹夜などというものを一度もしたことがなかったので、徹夜は辛かった。アイデアが出ず、誰もいなくなった事務所で泣いたこともあった。大手代理店のディレクターにデザインを破られたこともあった。理不尽な指示にはむかえず、悔しい思いもたくさんした。ちゃんとしたデザインの勉強もせず、プロの世界に入ってしまった自分を悔やんだりもした。
ある日、地元の大手レストランチェーンの広告担当の方に、たまたま出会い、うちの仕事をしないかと声をかけられた。メニューの仕事だった。
ラフデザインをつくり、撮影の段取りをした。緊張と不安でいっぱい。撮影は夜の12時から、はじめて撮影のディレクションでした。
ある時から、ほとんどの仕事をまかせてくれるようになり、新しい店舗がOPENする度、仕事が増え、僕の仕事の幅も広がり、自信というものが芽生えてきた。
振り返れば、毎回がチャンスをものにするか、しないかの勝負でした。そんなことの繰り返しで、そこの仕事は10年以上担当させて頂いた。
僕が今まだデザインを続けられる理由は、そんないい人達との出会いがあったからです。みんな厳しさと、まかせてくれているという、やさしさにあふれていた。人に育てられ、仕事の度に成長させてもらったと思っている。
今、僕の事務所には、当時の僕のような2人のスタッフがいます。この一年、一緒になって、ふたりと仕事に向き合ってきました。僕は、理不尽な、無茶なことを言い、徹夜も数え切れない程しました。時にはケンカもしながら、いいデザイン、いい広告をやってきました。
時代は逆風が吹いていますが、まともに、正直な仕事をしようと話し合っています。僕が誰かに育てられ、仕事に成長させてもらったように、今度は僕が育てる番です。
今日の北浜は強風、波も大荒れ。寒さがカラダに染みる1日。

2006年12月27日

いのししくん

いのししくん
umieの5周年パーティも終わり、いろんな事から解放されて、ちょっとほっとして書いているところです。
今年も残すところ4日。今日の高松はいい天気、12月とは思えない暖かさです。
あまりにいい天気なので、屋上に上がって、来年の干支、「いのししくん」を撮ってみました。
この「いのししくん」は、僕のお友達、石原さんご夫婦に5周年のお祝いにプレゼントしてもらったものです。
ひょうきんな表情は、青空のもと、来年は明るくていい年になるから、がんばれよ、とビルの上からさけんでいるように見えます。
森のギャラリー
石原さんは、香川の東、志度というところで、窯を持ち、志度焼 森のギャラリーを開いています。
この森のギャラリーは、素敵な、そして居心地のいいギャラリー。ちゃんとした自分たちの世界を作り、守り続けている。
umieの立ち上げ時も、何かと応援して頂いた。訪れる度に、僕の迷い、悩みをいつも聞いてくれる、人生の良き先輩です。
青空を見上げる「いのししくん」は、きっとふたりそのものなんだと思う。

1  2  3  4  5  6  7