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2006年12月16日

アフタヌーンティと素敵なライブのお知らせ

阿部飛鳥さん

12月22日(金)PM2:00〜 umieではNachu アフタヌーンティライブがあります。
フルート 阿部飛鳥さんとギター 荒谷みつるさんのインストルメンタルユニット Nachuがumieの午後のひとときをやさしく彩ってくれます。
飛鳥さんは地元香川県出身、高松一高の音楽科卒で、Nachu第一弾アルバム「雲の上はいつも青空」が好評発売中です。
高松 umieでのライブを楽しみにしてくれています。

アフタヌーンティセット
フリーライブですので、umieのアフタヌーンティセット(¥1,500)をご注文頂いた方は、当日どなたでもご来場いただけますので、お気軽にお越しください。
北浜の風景
海と空が美しい、今日の北浜は晴れ。

2006年12月15日

物語り

小豆島のごろた石
ある仕事で建築会社の社長さんと打ち合わせ。僕たちのプランの実現に向けて、その土地のその場所の魅力とは何か、いろいろ話を聞かせてもらいました。
ともすれば、カタチだけの、見た目のデザインになりかけてはいないか。そんな迷いは、その土地で暮らし、その場所を愛している。その場所の魅力、文化、歴史を知り尽くしている人たちの声を聞くことでなくなります。
最近、いろいろな仕事で思うことがあります。これでいいのか?の意志決定を何を持って決めていくのかということです。
表面的なデザインのカタチはもろい。造形的な美しさだけでは人の心は動かない。
赤、白、黄・・・色を決める。紙、土、木・・・素材を決めていく。そんなひとつひとつを結び付けていくことで、おのずとカタチが生まれて、デザインされていくのではないかなと思う。つい何かを仕掛けるという意図を先に持ちたがってしまいがち。
打ち合わせの帰り、ごろた石をひとつポケットに入れて帰ってきました。こんな小さなごろた石にも、物語りがある。

2006年12月14日

夢を描く

絵を描く子供たち
今日はある飲食店を開業するご夫婦の打ち合わせ。
僕の立場はディレクション、スペースからネーミング、ロゴ、グラフィックまで、全てに関わる仕事です。正しい方向へと導いていくのが役目です。
僕はコンサルタントでも設計士でもない。あくまでもお客様の夢を描いてあげるグラフィックデザイナーです。あらゆる問題に答えを出して、お客様と一緒になって、夢を描いていきます。誰に、何を、どのように・・・とことん話をします。話の中の言葉と言葉のニュアンスをかぎとっていきます。
地方において、どの業種もオーバーストア状態。その中にあえて挑む覚悟を共有していくためには、最初の決断が大切だと思う。
いくつかの選択肢が目の前に並ぶ。迷い、ゆれる、決断するオーナーさんの肩を、そっと押してあげたいと思う。
繁盛店への最大公約数を引き出してあげることが僕の仕事です。新しくOPENすれば、人が来るといった時代は終わっている。繁盛店と人気の店とも違う。これから10年、20年とその場所で、その環境で、当たり前のように続いていけるお店になって欲しいと思います。
この当たり前のようにが、一番やっかい。何かをしようとする、何かを変えようとする、何かにごまかしてしまいがち。当たり前のように存在し、続けられる。そのために、誰に、何を、どのように、さらには自分たちらしさとは何かを、もっともっと突っ込んで話し合いをしなければいけない。答えはおのずと出てくるものと信じている。それを一緒に描いていこうと思います。
子供たちが無心に描く絵には、感動があるのはなぜ?僕たち大人も夢を描き続けたいと思う。
ハートのカプチーノ
北浜は今日もぐずついた天気が続いています。

2006年12月13日

明と暗

北浜の雨
細かい雨が降り続いている北浜の朝・・・
北浜の雨
冷たい雨に濡れた葉の色に、かすかな息吹を感じます。
今日はumieもお休みを頂いて、umieのある倉庫もひっそりと佇んでいます。
昨日、12月10日にオープンした高松丸亀町壱番街に行ってきた。僕達のいる北浜からは、歩いて10分程の近さにある、高松の中心街。
精一杯の賑わいを演出している、大手ブランドショップの数々・・・その一角だけの賑わい感は、逆に街の元気のなさを浮き上がらせているように見えます。
圧倒的な財力、パワーで押し寄せてくる、外の力。地方都市の明と暗が同居している姿が見えます。

いやがうえにも影響を受ける、周辺の個人経営の店、会社がある。誰かが恩恵を受け、誰かが損失を受ける。いやがうえにも、競い合いという土俵に乗せられ、勝ち残る側と負ける側に選別されていく。イス取り合戦のような構図が見えてくる。
他人事のように見えても、やがて自分にも戦わなければならない時が来てしまう。そんな時、自分ならどうするかなどと考えてしまう。
相撲は、大きい力士が勝つスポーツだと言われています。小さい力士は、一生懸命考え、技を練る。そうすると、たまに勝ったりするから面白いが、それは15回勝負。僕たちは1回の勝負、負ければ後がない。何となく戦国時代の息の抜けない様相に似てると思う。
負けて居場所がなくなった者たちは、次の居場所をさまようのか。
戦わずして、次の居場所を見つけるのか。
戦いに備えて、今から準備し迎え撃つのか。

売上を伸ばすことを目的としていない、仕事もある。成長することのみに、意味を持たない業種もある。小さいけれど、社会に役立つ会社もあるはず。

誰かを守るために、戦うのもいい。負ける戦いにあえて挑むのもいい。そんなとき、前を向いて、輝いている自分でありたいと思う。前を向いて、その事の真実をちゃんと見れる自分でありたいと思う。
umieのツリー
umieの階段横に、大きなツリーができました。ちっちゃなりんごと木のスプーンがumieらしいX'mas。
umie5回目のHoly Night が始まります。

2006年12月12日

ART IN umie

kaoriさんの作品
umieに飾られたアート。地元香川出身の若手アーティスト、Kaoriさんの作品です。
ニュージーランドで8年間アートの勉強を続けていて、帰る度にumieに寄ってくれるチャーミングなアーティストです。umieに飾って欲しい、とKaoriさん自身で取り付けてくれました。
イサムノグチの灯りとよく似合って、umieもアートの香りがします。
彼女の創り出すテクスチャーは、お米を使ってみたり、いろいろな素材を重ね合わせて、どこかJAPANを感じさせます。ニュージーランドでは、若手アーティスト100人にも選ばれるなどの人気です。
Kaoriさん
事務所に遊びに来てくれた彼女は、溢れんばかりの輝きに満ち、ものを創造する喜びを話していました。
日本におさまり切れないエネルギーを持った今の若者。アートとデザインの境目がよく解らない時代だけれど、常に誰かが居て成立するのがデザイン、対して自分との対峙のみにて成立するアートの世界。ものを創り出す、という心はきっと同じだと思う。そんな彼女の作品が飾れるギャラリーが香川、日本のどこかであればうれしい。

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