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2007年02月14日

LOVE

奏
奏
Canadeの3回目のステージが先程終わりました。
奈良からかけつけてくれたふたり、疲れも見せずに完全燃焼してくれたことに拍手です。
温かくて、やさしくて、ちょっと切ないイリーの声に、みんな引き込まれてしまい、3回通しで聞いてくれた方々もいました。
コータのBassとの絶妙のコンビネーション。いいユニットでした。

奏
僕は、今日のようにいつも若い人達に囲まれています。同じテーブルに付き、夢や、現実を語り合う機会に恵まれている。
彼らに共通しているのは、特別なことを目指していることじゃなく、歌が好き、ベースが好きでという、自分の選んだ好きな事に対して、素直に続けたいと思っていること。
今日、善通寺、大野原、観音寺と、打ち合わせを重ねてきました。ここでも、夢をカタチにしようと、一生懸命、働いている方々と会ってきました。
みんなカタチは違えど、夢を抱いてがんばっています。

人間って、やっぱりといいな、と思いました。
また、こうして声をかけてくれる人達がいる、D.N.A、umie、僕は幸せだと思いました。

今日の北浜は春一番!
イリーとコータを見送りながら、LOVEな気持ちです。みんなありがとう。

2007年02月13日

勇気

私の履歴書
私の履歴書、香川出身の猪熊弦一郎さんの本の最初の項に、勇気、と題して書かれている。
「絵には勇気がいる」からはじまり、何かいままでになかったものがつくれないかと、模索し続けている。
それにはまず「常識」というものと闘わなければならない。真摯なアーティストにとって、常識は敵である。未知なる世界をひらくためには、常識を超えなければならない。
それには勇気がいると書かれています。

昨日の僕のブログを書き終えてから、まだ、ずっと考えていました。
ほとんどの人達は、新しいことに挑むことをがまんして、常識の中で生きている。が、モノを創る仕事、僕のようなデザイナー、美容師、ミュージシャンから、会社を興し、社長になって、人、モノ、サービスを創造している人達は、毎日、新しいことを創り、探し続けている。
探すことが楽しいから続けられているし、そこに喜びを見出している。

いのくまさん
そう、昨日のことは、僕自身のことだったのだと気づきました。
現状がこうだから、みんなはこうしているなどと、他を気にしたり、デザインはこんなもの、という枠からはみ出せないでいる。カフェは儲からないなどと、嘆いている。
そんな僕に答えてくれた、いのくまさんに感謝です。

今日の北浜

今日の北浜
今日の北浜 今日の北浜
今日の北浜 今日の北浜
今日の北浜は、心地いい風が吹き、港の風景もいつもよりイキイキと見えます。
僕のココロも晴れやかになりました。今度の休みには、いのくまさんを見に行こう。

※明日の夜は、LOVE LOVE umie の最終日。奏 Kanadeのライブがあります。春の陽気に誘われて、お出かけください。

2007年02月12日

落陽

夕日

おととい、きのうと、小豆島。今日は昼から県外です。
帰途、車内から見える、真っ赤な太陽がみるみる沈んでいく。一日の早さに、ため息が出てしまうこの頃です。
「お客様を集めたい」というクライアントを前に、今日の僕はいらだってしまいました。
売りたい、人を集めたい・・・どこへ行っても、この問題は同じです。ビタミン剤的広告手段もあるが、やがて効かなくなる。その繰り返しが、企業のイメージを下げていく・・・。

ならばどうするかを議論し、検証、試してみるなんて余裕などない。

デザインはその企業そのものを映し出してしまう鏡のようなもの。

目立ち、インパクト、大きさというようなことではなく、もう1度、企業の理念、足元を見つめ直していく作業が必要なのではないかな、と思う。

新しいことにこそ、デザインの価値はあるはず。過ぎ去った過去の事例に頼るのもいいだろう。現状のマーケットはこうだからと、誰が正解を出せるのだろう。

経営者は皆、ゆれています。僕もそのひとり。
朝と夜とで考えも変わるし、失敗もする。ただ、言えることは、新しいことにチャレンジする勇気、覚悟といったような、自分のココロの中にある問題を解決できているか。

僕の周りの経営者の方たちは、その一歩を踏み出す勇気、覚悟ができた人達、だからこそ、デザインという価値を採り入れることが出来るのだと思います。限りある予算をどう生かし、どのように展開して問題をクリアしていくか。経営されている方のとなりに、いつも僕たちはいるつもりです。
「デザインという問題解決の方法もありますよ。」

今日の北浜は、このまま一気に春?気分です。

朝の北浜

2007年02月11日

男達の仕事

森國酒造仕込み風景

森國酒造仕込み風景
AM5:40、朝の仕込みがすでに始められていました。
小豆島の地酒、森國酒造さんの、仕込みの現場を撮影してきました。
「魂を込めて造った酒」と熱く語る、森國社長と杜氏の花田氏。一分、一秒を争う、仕込みの現場。緊張感がはりつめた男達は、美しいシルエットを描き出しています。
梅の木

朝ごはん
AM8:00、梅の花が朝日にまぶしかった。
朝食をどうぞ、と僕たちも一緒に誘われて食事へ。白飯と味噌汁とたくあんとつくだに。
いただきます、と手を合わせ、食べる。男たちの顔もゆるんでいます。森國さんの後ろには、彼の娘たちがテレビを見ている。
森國酒造のみなさん
AM9:40、やっと朝の仕込みが終わり。男達の顔に笑顔がこぼれる。
おつかれさまでしたと、森國さん自ら、自転車でコーヒーを買いに行ってくれる。言葉で伝えきれない、仕込みの現場に立ち会えて、何ともいえない、すがすがしさを感じ、また森國社長、社員、家族の方々の、飾らない姿に、森國の酒づくりの原点があると思いました。

Bar 2F

Bar 2F
昨晩は、酒を飲みながらの、ざっくばらんな話をさせていただきました。
デザインと酒づくり、業種は違えど、悩み、いいものを届けたい、という想いは同じです。いい時間、ありがとうございました。

Bar 2Fという名の隠れ家的BAR、小豆島馬木にあります。
森國酒造さんの家

2007年02月10日

クリエイティブ

森國酒造「ふふふ」
森國酒造 杜氏
新井仁さん
奈良美智
今から、小豆島の森國酒造さんに行きます。
明日の仕込み風景の撮影です。
今日の夜は森國社長と打ち合わせで、朝早くから仕込みのため、そのまま泊まりです。
小豆島に行く前に新井さんのダイアリーをチェックしていたら、アーティスト奈良美智さんのドキュメンタリー映画、NARA:奈良美智との旅の記録の紹介文が書かれています。
奈良さんとgrafが作った弘前の古いレンガ倉庫で生まれたAtoZを描いたドキュメンタリー映画です。
曽我部さん
以前、曽我部恵一さんがumieでLiveした時に、奈良さんの絵をバックに唄ったのを思い出す。
umieと曽我部さんと奈良さんの絵がとてもいい感じだったのが印象的でした。

なんだかこうして、ミュージシャン、アーティスト、デザイン、酒づくりの職人とそれぞれの道で何かを創造していて、極めようとしている人達がひとつの線でつながってくる。ある意味閉ざされていた世界の人達がいろんな垣根をとっぱらって、どんどんボーダレスになっていく。僕達の普通の暮らしの中に溶け込んでくる。
地方とか都会とか、有名、無名とか肩書きがどうとか才能があるかどうとか関係なく、ただ好きなことに一生懸命頑張っている人達がひとつにつながっていけるのは素敵なことだと思います。
夢を夢で終わらせない、そのプロセスを共有できるのは幸せです。

今日の北浜はとてもゆるやかな空気が流れています。
では今から小豆島へ行って来ます。

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