« 2009年01月 | メイン | 2009年03月 »

2009年02月23日

好きなことを仕事にさらにライフワークへ

廃車になったスクーター、鉄くず、機械の部品たち。鉄工所をギャラーにしたGallery Altanaに行ってきた。今日はオーナーの槙塚君の作品TETSU<E>展の最終日、ここはいつ来ても変わらない。鉄と廃棄物と創作の跡が混沌、この雑然さがなぜかこころを落ちつかせてくれる。

TETSU<E>展

TETSU<E>展

TETSU<E>展

TETSU<E>展

TETSU<E>展

TETSU<E>展
日曜の夜、ソロモン流を見た。そこには大阪の家具屋さん、TRUCKのオーナー夫婦とふたりが作り出す家具、小物、空間が描き出されていました。
9年ほど前か僕はある雑誌でTRUCKの存在を知り、そのセンスに驚いた。そして店にも行き、家具も買った。今でも気になる存在でした。彼らは家具を売るのではなく、家具がもたらす座る喜び、使う楽しさ、暮らし方を売っている。その原点は自分が好きな家具を作ること、自分が使いたい家具、ただそれだけなのだ。
そこにはスペックなんて要らない、ふたりの思い全てが一枚の写真に込められていた。
TRACKのお客様はみんな同じような暮らし方、ライフスタイルを夢みてる。
それはきっと手触りのあるいつまでも温かくて、懐かしくて、心地よくて、自分たちだけの新しい暮らし。
今日はものづくりの原点を考えさせられました。
好きなことに正直でありたい、と思う。

2009年02月22日

umie

umie

umie

umie

メアリー・ブラック
2001年、7年前の夏のこと僕はこの古い倉庫が並んだ北浜に仕事場を移すことを決心し、その準備に追われていた。暑い夏だった。電気もなく真っ暗、がらんとしたこの空間に僕は夢を見た。何かがきっと変わるそんな気がした。ここに仕事場を作ろう、この場所を再生することが自分自身の再生に繋がるんだと思った。好きなことを仕事にして経済も安定すること、自立がテーマでした。
わがままな生き方しかできない僕の挑戦でした。
時は流れて2009年2月、7年の歳月とかけた思い、自分の描いた夢に向かってきた。カフェ、デザイン合わせて今では10人のスタッフに囲まれてる。
日曜日、カフェもデザインも仕事をしています。時には言い合い、意見の相違にけんかもするがこんなことができる仲間が居ることが嬉しかったりしている。
外は雨模様、曇り空。umieがオープンした頃のことを思い出していました。

僕の原点で大好きな歌、メアリー・ブラックの「時の流れを誰が知る-Who Knows Where The Time Goes」をお聴きください。

2009年02月21日

輝いてた季節に

岡山、香川を結ぶ夢の瀬戸大橋が開通20周年を迎え、いろいろイベントが行なわれているなか、瀬戸大橋記念公園にあるレストランが店を閉めるとの話を聞いた。
Casa del Mar(カサ・デル・マール)ロブスターが売りで400席を要する大型レストラン、当時としては考えられない程の贅を極めた高級レストラン、その華やかさに誰もが憧れたと思う。僕が33歳ごろか?僕はオープンしてまもなくのころから、ここの仕事を任せてもらっていた。僕もカメラマンも、スタイリストも、コピーライターもみんな輝いていた。何日も通っては撮影にこだわり、本物を求めた頃の懐かしさが蘇る。閉店の報にみんなと一緒に最後の食事を味わってきました。
久しぶりにいったCasa del Marは当時と変わらない本物の風格が漂っていました。
20年、その役割が終わったのだと思いたい、何かの形で残すことを願うばかりです。

Casa del Ma

Casa del Ma

Casa del Ma

Casa del Ma

Casa del Ma
チェンジ、この言葉どうり時代は今、変わろうとしています。
働き方、暮らし方、商売の仕方、世の中の仕組みも変わろうとしています。
夢のない時代に夢を描くことなんて出来ないかも知れませが、こんな時こそ夢を描いていたいと思う。デザインはただものを売る、情報を伝えるだけでなく人を幸せにできると思っている。

2009年02月20日

スーパーギターデュオ小春ライブ

スーパーギターデュオライブ

スーパーギターデュオライブ
「街角に音楽を」昨年の秋、大好評だったスーパーギターデュオ小春ライブが決定、
詳細をHPにてアップしました。視聴も出来ますのでごらんください。
SAPATOSのアコースティックギタリスト木村純さんとフィンガーピッキングギタリスト杉本篤彦さんとのwギタリストの共演、その名もスーパーギターデュオ。春も間近、大人のリラックスした春の風を感じてください。umie他、屋島テニスクラブDUCE郷屋敷さんでも開催します。

スーパーギターデュオ
スーパーギターデュオ 小春ライブ
「ふたつのことば。ひとつの響き」
ナイロン弦の粋と、フィンガーピッキングスティール弦のあたたかさ。ボサノヴァとR&B・・・。違うフィールドを持つ素晴らしいギタリスト二人が同じハートで奏でるグッドミュージック、スーパーギターデュオのライブが決定しました。「アドリブ」誌でもニュースター賞をとったばかりのノリに乗った杉本篤彦氏とワンアンドオンリーの名ギタリスト木村純さんの織り成すギターサウンド。美しい響きに包まれるひと時をご堪能ください。

北浜
■日時:3月23日(月)19:00 open 20:00 start
■料金:前売り3,000円 当日3,500円(1ドリンク付き)
■定員:60名
ご予約、お問い合わせはこちら
umie
info@umie.info
087-811-7455

2009年02月19日

学ぶこと、感じること

藤本先生

藤本先生

藤本先生
身振り手振りでいつも熱く語るのは藤本さん、久しぶりに事務所に遊びに来てくれた。
藤本さんはデザイナー歴45年の大先輩、今もバリバリの現役です。会えば僕達を叱咤激励、よもやま話はいつの間にか勉強会へと姿を変えていく。
枠からはみだせ、既成概念を壊せ、思い切り遊べという藤本さんの熱い言葉にまだ2・3年の駆け出しデザイナーの豊田、クロも真剣な眼差しで聞いている。
常に正解を求められ、無駄なことはしない、そんな今の時代の学校、会社に育てられた若者たちにとって理解するのは難しいかもしれない。
デザインとは?ずっとこのことがテーマになっていた。デザインという仕事をするだけではもはや価値のないデザイナーになってしまう。その会社、商品のまだ誰もみてない未来を描くことがデザイン。輝かしい未来図を描けるか、デザイナーの領域は広くなっただけその責任は重くなっている。

090219012.jpg
まだまだ勉強中という藤本さんの手帳はメモで真っ黒、最近作ったという作品集は藤本さんの人生そのもの、その作品の数だけ多くの修羅場を越えてきたことが分ります。
きっと僕達はそんな先輩の背中を追いかけ、後を追っているのだと思う。
きっとその歳、歳にならなければ気づかないことがあるのだ、体験で得たもの、学んだことには叶わないと思う。
大先輩をかこんでの勉強会、若いふたりにとっていつかきっと分るだろう。

鹿庭さんのお花
今日はまた久しぶりに東京のニシウラタマミさんと電話で話した。
地球サイズで世の中が動きこの不景気の中、デザイナーの立ち位置、お客様とどう向き合うかが問われているようです。

という僕は若いデザイナーたちとと格闘中です。言語の違い、感じ方の違いに戸惑いながら熱くなっています。僕もそんな若いデザイナーだったのだから・・・

前の5件 1  2  3  4  5  6