« 伝わるホームページ。 | メイン | 売れるデザイン »

2006年04月08日

スツール

TRUCKのスツール
blogを始めて1ヶ月。日記を公開するなんて今までの僕には考えられないこと。
僕がデザインの場所として、この北浜の倉庫を選んだことや、umieを突然始めたことなど、4年間を振り返りながら毎回、書いています。高松にも景気の悪さが漂い、いよいよ、自分にも確実に来ていると、肌で感じていた。
スポンサーが潰れたり、仲間が仕事をやめたり、人が遠ざかっていくのがはっきりしてきた頃、何となく心にポッカリ穴が
開いた状態が続いていました。満たされない、充実感が得られない日々の中、ある記事が目にとまった。
そのときの、新鮮な驚きは、今でも僕の支えになっています。TRUCK FURNITURE…自分たちの創りたい家具を自分たちで造った空間で売る若いオーナー夫婦の話だった。すぐ大阪に行った。
こんなところにあるのか?と思うぐらい人のいない町にTRUCKはあった。雑誌で見たままのこの新鮮な感覚はどこから生まれているのか、理屈じゃなく、五感に響く、心地よさ、センス、知性。本当に好きなものをただ作ったのだろうと思う、が家具と空間と空気感とそして人が普通に溶け合っていましした。マーブルスツール2脚購入。
このお店は僕に勇気、と元気を一緒に与えてくれた。
自分の好きなデザインを好きな空間でやろう。…失敗とか成功とかじゃなく、まず、始めることが大事ではないかとおもう。それから、この北浜の倉庫に出会い、僕の仕事場、空間作りが始まったのです。ペンキ塗り、床塗り、そして
好きなテーブル、イスをならべた。これが今のcafe umieの原型。カフェの様なデザイン事務所、自分のセンスを形にしてみる。ここでデザインの仕事をする。自分の想いがカタチになる。
… あれから4年、僕は、cafeとデザイン事務所と両方やっています。そしてここには、10人の仲間が働いています。この5月には、念願だった心地いいモノ、デザインのギャラリーをオープンします。さらに事務所移転など楽しみと同時に緊張の日々になりそうです。好きなことで食べていくことは大変だけど、チャレンジしてる僕は幸せなのかも。デザインの仕事が好きでいられる間はチャレンジし続けよう。
このマーブルスツールと共に…。たった一冊に記事が僕に勇気をくれた。
今度はumieがdnaが僕が誰かに勇気を与えられるように…。今日の高松は快晴、桜は満開、街も笑顔で溢れています。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://umie2.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/31

コメント

>ひとみさま
コメントいつもありがとう。
何事も続けることが一番の才能だと思います。

>小池くん
久しぶりです。仕事頑張ってるようでうれしいです。
また、会いましょう。

>Miharaさま
なつかしさのあまり、東ハゼ町時代を思い返しながら返事書いています。
いつも、みんな遅くまで仕事してたよね。笑いがたえない、楽しい思い出が一杯!ぜひ、子供さんを連れてumieに遊びにきてくださいね。

yanaさん。ご無沙汰しておりますがお元気ですか?以前お世話になっていたmiharaです(笑)
ブログ始められたんですね。実は私もブログしてるんですよ。umieのHPを拝見させてもらいました。
この前北浜へ行きました。実はumieの下まで・・・。覗いてみればよかったですね。
私も2児のハハとなり毎日バタバタしてます。
事務所移転されるんですね。大変だと思いますが頑張ってください。

僕はumieに会って
オーナーとお話して
自分でできることをやってみようと思いました。
一緒に働くことはできませんでしたが
共有できる何かを持った人が、umieのような空間を作って、仕事をされているという事が、僕にとっては勇気のようなものとして感じられます。

今日は、お店の方にお越しくださいましてありがとうございました。

勇気とか希望という言葉に弱い私。
小手先では、勇気も希望もないですね。…あれから4年、が、…あれから10年、になるとかっこいいですね。年月はいろんなものを洗練するはずです。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)