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2007年12月15日

それでも日々大切に過ごす

umie
「マニュアル漬けじゃなくて、自由な気がして」と言って働き始めてほんの数日。
「思っていたのと違う、合わない」「しんどい」と言って、簡単に次の日から何の連絡もなく出勤しなくなる…

続けられないのは仕方ない。無理強いするつもりもない。でも、理解できない去り方。

イマドキノコハ、なんて言葉は好きじゃないし、そうじゃない子の方が断然多いのもよくわかってる。
でも、損得のみを考えた短絡的な行動。ラクなこと、したいことだけはやりたがるけど、それ以外にはできるだけ関りたくない、というような態度。
何でもお金に換算して、お金で解決しようとして、そこに在る人の心に思いをめぐらせることもなく、一生懸命にやることを軽んじて、まるで、そこそこやっとけばいい、しんどいのはまっぴら!と決めてるよう。
自分の価値観だけで判断して、目の前に見えてるものだけがすべてで、それ以外なんて想像もできないし見つけようともしない、そんなタイプが多くなってきてるのもまた現実。

「自由」と「好きなことだけやる」というのは全然イコールじゃなくて、自由には、責任とか信頼とか努力、精一杯とかっていうようなことが前提にあると思う。
そして、「自由」と「ラク」はたぶん対極。 自由を得るためにはそれだけの何かを費やしてるはずだから。

「自由」と「楽しい」は同じラインの上にある。ただ、その手前にはずっと続く努力と忍耐。

私達がラクに見えたのだとしたら、それは、ここがcafeだから。
楽しそうに見えたのだとしたら、とても嬉しい。
仕事に対する誇りや込めた想い、何よりもumieが好き、という気持ちが笑顔になり、充実感や達成感になってるのだと思うから…

umieにはマニュアルがない分、社会人としてのモラルや常識、あたり前のルール、相手を思いやるやさしい気持ちや何気ない一言、といった個人個人の意識や想いがとても大切で、そして、それがきちんと周りに伝わった時に、いい空気感、心地よさが生まれてくるのだと思っています。

umieももうすぐ7年目に入ります。umieで過ごす誰もが心からの笑顔でいられるように、自分達の手で 日々を築いていきたいと思っています。
Arne 22
今日の一冊は「Arne 22」。 ここにも、日々を自由にていねいに楽しんでいる人達がいます。