すてき
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| D,N,AスタッフのKさんが「ついつい衝動買いしちゃった！」と言って、１冊の本を貸してくれました。 本のタイトルは「すてきなあなたに」。１頁に１〜２つの短いエッセイ。どれも、日常の中でのふとした喜びや幸せ、新しい発見。様々な人との出会いや、そこから得たこと。お気に入りのモノや大事な思い出だったり、１つの小さなエピソードから思うことだったり・・・いろんな大切が、丁寧に語られています。 今も適当に頁を開くと、「二つをえらぶ」「忘れやすくて」「更紗の帯」の３タイトル。これだけでも、凛とした空気が漂ってきます。 料理の作り方を書いている時も、順を追って、丁寧に文章で説明していて、その料理に対する愛情だったり、きちんとした、という本物の良さが伝わってきます。 バターがバタ、ワインがぶどう酒、ミンチがひき肉、といったような、少しレトロな風合いの単語からも、品の良いかわいらしさがにじみ出ていて、なんだか楽しくなります。 携帯電話もパソコンもない時代の方が、時間も言葉もゆっくり流れていて、その分、出会いや発見を大切に、丁寧に暮らしているようで、ちょっとだけうらやましくなります。 私もほんの少し周りを見渡して、日々の中にこぼれている、今まで見過ごしてきたような、ちっちゃな、でも光るものを１つずつ集めていきたいと思います。 |
