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2007年01月19日

いのくまさん

MIMOCA
出勤までの時間を利用して、MIMOCA(丸亀市猪熊弦一郎美術館)へ。
現在開催されているのは、猪熊弦一郎展「いのくまさん」。絵本「いのくまさん」に沿った作品の展示です。
1910年代から90年代までの数々の作品の展示からは、絵を愛し、描かずにはいられなかった一途さがぐいぐいと押し寄せてきて、かおがすき、ねこがすき、いろがすき、かたちがすき・・・「いのくまさんはたのしいな」のフレーズが全体に満ちあふれています。
いのくまさん ぬりえ ポストカード
実は、ここMIMOCAは、1人で過ごしたい時によく訪れる場所です。
毎回魅力的な展示はもちろんのこと、あの広い空間の中、少し離れて、ぐっと近づいて、1人作品の前に立ち、対話彫刻や猪熊コレクションをただただじっと見つめていると、いつも胸がしめつけられるような思いにかられます。
あの場所のもつ、静謐な空気と、本物が放つパワーや繊細さに圧倒され、立ち尽くして・・・すごく疲れるけど、でも気持ちは穏やかになれて。自分の中でどこかに軋みを感じ始めた時に行こう、と思う場所。
何というか、1人旅に出て気持ちをリセットしてくるような、保健室のベットで1人毛布にくるまっているような感じ。周りから一歩離れて、何をするでもなく、ただ自分の内側からわき出てくるものをじっと待つような・・・
誰かにとってのumieが、そんな時間を過ごせる場所であれたら、と思っています。

2007年01月18日

STANDARD 3

キャラメルチーノ
umieは最初、エアコンも湯沸器もなくて、コンロはガスと電熱が一口ずつ、冷蔵庫は家庭用が1台だけ。メニューも、ブレンドコーヒー、アメリカンコーヒー、紅茶、カプチーノ、キャラメルチーノ、カフェラテの6種類のドリンクとケーキが3種類のみでスタートしました。その当時から今に至るまで、ずっと変わらずに人気があるのが、「キャラメルチーノ」です。大きなマグマップにもこもこのフォームドミルク。甘くてちょっとほろ苦い、やさしい口当たりに、なんだか嬉しくなってきます。「かわいい!」「どうやって飲んだらいいんですか?」「このふわふわって何でできてるんですか?」自然に顔もほころんで、いろんな会話も生まれてきます。
カップにキャラメルシロップを入れたら、上からエスプレッソを抽出
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ミルクにスチームをかけて、ふわっとしたフォームドミルクを作ったら
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ミルクの部分だけをカップに注いで
丁寧にミルクのフォームをのせていきます
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上からシロップでぐるぐるっと描いたら
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はい、出来上がり

2007年01月17日

STANDARD 2

ホットワイン
秋から冬にかけて、寒くなると急に人気が高くなる飲み物の1つにホットワインがあります。
オレンジやレモンで風味づけした赤ワインを軽く温めて、レモンスライスを1切。
さらりと甘くてフルーティなワインが身体にじんわりを沁みていきます。
凍えそうな夜も、この1杯であったかく過ごせそうです。

2007年01月16日

THIS IS

THIS IS A BOOK.
THIS IS A BOOK.
外は雨。ちょっと風邪気味。こんな時は、静かな本が読みたくなります。
「ユーカリ THIS IS A BOOK. SHE IS AN INTERIOR STYLIST.」
数年前、妹が送ってくれた中の1冊です。シリアルナンバー00887。そっけないくらいに潔い布張りの表紙で、手づくりのような綴じ方。頁をめくる度に現れるのは、静かな温かい写真。時々文字、真っ白な中にポツンとモノが浮かび上がったり、そしてほんのたまに想いを綴った文章・・・
何の説明もないけれど、それでも伝わってくるのは、切なさ、とか、いとおしさ、とか、大切なこと、とか、言葉にすればそんなこと。
少し疲れた日、眺めていると心が満ちてくるような気がします。

2007年01月15日

STANDARD 1

umieのビーフシチュー

umieで不動の人気を誇るメニューの1つが、ビーフシチューです。登場して丸3年。最初は冬だけのつもりだったのが人気となり、夏冬問わず人気の定番メニューになりました。
当時のスタッフと一緒にすね肉を準備して、1時間煮込んでも全然硬くて、不安でドキドキしながらさらに1時間煮込むと、ホロホロにとろけてきた時の嬉しさと安堵感!ゴロッと切った野菜を炒めて、さらに煮込んでやっとやっとできあがり。
その頃は、特にフードメニューはまだまだ手探りで、週替りのミニ丼プレートやワンプレートを出したりしながら、色々なメニューを考えて、作って、お客さんの反応を見て、また考えて、作って・・・の繰り返し。そんな試行錯誤の日々の中、何か定番を作りたいというスタッフ、オーナー共通の想いからうまれたメニューが、今でもこうしてずっと人気であり続けることは、本当に嬉しくて。
シチューを作る時はいつも、今は東京で暮らす当時のスタッフがこのことを知ったら喜ぶだろうな、とか当時はこんなことを考えたりやったりしてたな、とか色々なつかしく思い出したりしながら煮込んでいます。
時間と想いのつまったシチュー。体の芯まで温まります。

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